【おススメ本】「子どもが育つ魔法の言葉」を読んで思うこと
東大パパです。
今、「子どもが育つ魔法の言葉」という本を読んでいます。
さまざまなシチュエーションを想定して、
- こんなときは、このような接し方をすればよい
- こんなときは、このような言葉を投げかけてあげればよい
という内容が書かれています。
私は、「言葉は環境」、そして「環境は、とても重要」という考えを持っているため、この本を丁寧に読んでいるところです。
読んでみて思うことをいくつか紹介したいと思います。
「子は親の鏡」という詩
まず、冒頭に、「子は親の鏡」という詩が紹介されています。
この本の要約と言っても良い内容なので、少し長いですが引用させてもらいます。
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨(うらや)んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉(ほ)めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世はいいところだと思えるようになる
PHP文庫「子どもが育つ魔法の言葉」より引用
ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス/石井千春 訳
とても素敵な詩だと思います。
まさに「鏡」という言葉がぴったりだと思いますね。
子どもは、親の言葉や行動をビックリするくらい覚えています。
知らない間に、親の口グセや悪いクセを真似するようになります。
私も、夕食を食べるときに、ときどき疲れていることを言い訳に、ひじを立てて食べたり、「いただきます」を言わなかったり、、悪いクセが出てしまいます。
子どもは、ちゃんとそれを見て、善悪の判断がつかない状態で真似をしてしまいます。
先日も、ふと子どもを見るとひじを立ててご飯を食べていました。
このとき、本当に自分の行動を見つめ直して、行動を改めないといけないなと強く思いました。
子どもは親の鏡だということを頭に入れて、言動に注意したいですね。
「認める」ということの重要性
この本を読んでいて、改めて思ったのは、「認める」ことの重要性です。
親は、ついつい「子どもは未熟だ」「親が子供に教えてあげる」と思ってしまいがちです。
しかし、子どもも立派な「人間」なわけです。
感情もあれば、価値観もあります。
性格、好み、夢、などなど、親と違うこともいっぱいです。
わかっていても、つい「良い」「悪い」「こうした方が良い」というような、「親視点での評価」をしてしまいがちです。
評価をするのではなく、
受け止めて、認めてあげるということがとても重要だと、
再認識しました。
いじめられたときの対応
私の子どもは、まだ学校に通っていないので、今のところ関係ないですが、読んでいてゾッとしたのが、「いじめ」に関してです。
もし、ある日、子どもが、
「お父さん、実は、私、学校でいじめられているの…」
と相談にきたら、私は、なんという言葉をかけてあげて、どんな対応をしてあげるのが良いのか、困ってしまうと思います。
実際に、現在も、そのような悩みや苦しみを抱えていらっしゃる方も多いと思います。
子どもと一緒になって、対処方法を考えたり、
いじめっ子と話し合ってみたり、
いろんな方法があるのかもしれませんが、親として子供に最大限、最善のサポートをしてあげたいですね。
子どもが自分に告白してくれたら、まだ良い方かもしれません。
親に言えなくて、自分の中で抱え込んでしまうケースもあると思います。
子どもの言葉をそのまま信じ切って、鵜吞みにするのではなく、
日々のちょっとした言動の変化を感じ取れるようになりたいですね。
おわりに
子どもに投げかける言葉。
突き詰めて考えていくと、なかなか奥が深いですね笑。
皆さんも、興味があれば、是非ご一読ください!安くてコンパクトで読みやすいです。