「時間」は無駄にしてはいけないが、無駄な時間なんてない。
東大パパ(@todaipapa33)です。
今日は、子どもへのメッセージを。わが家の家訓の一部です。
このブログでは、子どもに伝えたいメッセージを「我が家の家訓」としてまとめています。
前回の続きで、「時間」に関してです。
前回の記事はこちら↓
後悔はあっても「無駄」な時間はない
前回の記事で、
- 時間は、すべての人間に平等に与えられたもの。1日は24時間。
- 時間はとても大事なもので、その「時間」をどのように過ごすかがその人の「人生」そのもの。
- 時間は後戻りできない。今日は、二度と来ない。
という内容の記事を書きました。
そうはわかっていても、
- 無駄な時間を過ごしてしまった…
- あのとき、もっとこうしておけば良かった…
- 一生懸命努力したけど、成果がまったく出なかった…
という思いを抱く人が少なくないと思います。
しかし、私は、「無駄な時間なんて、ない」と考えています。
一見、「無駄な時間」、「不要な時間」と思われるような時間は、
- 「無駄な時間だった」と自覚して反省できる時が訪れます
- 自分が信じた道や選択が間違っていたとわかる時が訪れます。
それは、「これから先、絶対にその選択肢を選ばない」と理解するための時間だった、と考えることができます。
例えば、勉強でも、スポーツでも、芸術でも当てはまると思いますが、自分はこれがしたい!自分はこれが得意だからこれなら成功を収められる!という気持ちがあります。志が高い人ほどそのような気持ちがあると思います。
- 自分は、数学が得意だから、将来は数学の学者になろう
- 自分は、この地域で野球が一番上手い、だから将来プロ野球選手になるんだ
- 自分は、漫才で日本一になる!M-1グランプリで優勝するんだ
このように、いったん自分が決めて目指すことにした目標に対して、実現できなかったり、途中であきらめてしまったりして、無駄な時間だったかも、、、と思ってしまう人がいます。
しかし、このような人、特に自分の目標に対して真摯に向き合ってきた人ほど、無駄な時間なんかではありません。
まず、彼らが判断できることとして、
- これからの人生で、数学の道には進まない
- これからの人生で、プロ野球選手を目指すことはやめよう
- これからの人生で、漫才でM-1グランプリ優勝を目指すのはやめよう
ということが挙げられます。これから先の「迷い」をなくせるのです。
さらに、
「いやいや、俺はそんな目標も持っていなくて、今までなーーんにもしてこなかった。」
「ホントに、無駄な時間だった。振り返りたくもない…」
という人もいらっしゃると思います。
そのような人にとっても、無駄な時間なんてないと思っています。
そのときの自分が判断して、行動して過ごした時間なわけです。
無駄だったとか、不要だったとかいう「評価」をくだして、グダグダ言っているより、そのときの自分の判断と行動を尊重して、反省すべきことがあるなら、明日以降の活力にすればよいだけです。そのような活力を得られるような経験を積めた、ととらえれば決して無駄なものではありません。
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すべての経験から何かしらの「学び」を得る
つまりは、
- 自分の過去の判断や行動を正面から受け止めて、尊重する
- その過去の判断や行動から「学び」を得る
- そして、その「学び」を今後の判断や行動に生かす
ことが大事だと思います。
これは、すべての時間、つまり、すべての自分の判断や行動に対しても当てはめることができると思っています。
自分がした判断と行動に、ちゃんと自己責任を持ち、そこから学ぶことができれば、何一つ無駄なものはないと思います。
人間は、つい、「1つのものさし(≒価値観)」で判断しがちです。
しかし、世の中には、様々な価値観がありますし、自分の中にも大切にしている価値観はたくさんあるはずです。
そのようなたくさんの価値観で測ると、かんたんに一言で「無駄な時間だった…」なんて言えないと思います。
- 他の価値観で見てみると、良いこともあるし、学びもある
- 今まで考えたこともなかった価値観に出会えた
などなど。
たくさんの学びがあると思います。
自分の判断を「正解」にしていく力
このように言うと、
「無駄な時間なんてないんだー!」
「じゃあ、何をやっても無駄じゃないんだな!」
「好きなことをやろう!」
「今は、適当に時間を過ごそう!」
などと考えることも可能です。
もちろん可能ですし、その人の人生なので、その人の自由です。
または、長い人生の中では、「浮き沈み」がありますから、「沈んでいる」ときには、ちょっと前向きに考えられないときもあるでしょう。
しかし、総論としては、「自分が下した判断や行動が、正しいものだった」と思えるくらいに、真剣に考えて、行動をすべきだと思います。
そのときの自分が、ありったけの脳みそを振り絞って考えて、考えて、考えた揚げ句の判断と行動ならば、すべて正解です。
何1つ無駄な時間なんて発生しません。
しかし、多くの人は、ほとんどのときに、そこまで考えて判断を下しません。
自分の人生ですから、将来進む道や、やりたいことに関しては、
自分が納得するまで考え抜いて、
そして、いろんなことに取り組んで、努力を重ねても、
万が一、成果が出なくても、成功を収められなくても、
まったく無駄ではないと思います。
そこまでして下した判断と、自分の行動は、「正解」です。
このように、自分が納得するまで考え抜き、行動して、1つでも自分の中でも正解を増やしてほしいと思っています。
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