【ウソ?ホント?】東大入試の裏側をお伝えします
こんにちは、東大パパです。
今日は、東大入試について「東大受験生OB」の立場からコメントしたいと思います。将来、東大受験をお考えの方やその親御さんは参考にしてみてください。
そもそも東大ってよいところなの?!
「学歴なんて意味がない」
「東大卒なんて使えない」
という言葉をときどき耳にします。
確かに、当てはまる人や当てはまる場面もあると思います。
しかし、私自身、「やっぱり、東大に入って良かったな」と思う時は、一度や二度ではありません。勉強の分野で高みを目指す人にとっては、やっぱり東大って良いですよ。
教授陣、同級生、人的ネットワーク、大学施設、安い学費などなど。良いところはたくさんあると思います。
信じるか信じないかはあなた次第です
というわけで、今回は「東大入試」の裏側というか「東大入試のとらえ方」のようなものをお伝えできたらと思います。真偽の定かは、読者の皆様にお任せします。わたくしは一切の責任は負いませんのです、ご了承ください。
東大受験生やそのご家族に参考になれば幸いです。
東大の入試問題って、どこが作っているか知ってる?!
東大の入試問題なんだから、当然、「東大」ですよね。
もう少し詳しく言うと、「東京大学教養学部」が作っている(と思われます)。
実は、東大に合格すると、全員が「教養学部」に入学&進学します。
当然、私も教養学部に入りました。
その教養学部の中で、いくつかの学科のようなものが存在します。「○科○類」という表現で全部で6つあります。いわゆる「文Ⅰ」「理Ⅰ」「理Ⅲ」とかです。いったん、この教養学部のどれかの「科類」に所属することになります。
で、東大の入試問題は、「教養学部の教授・助教授陣が作成している」と考えてほぼ間違いないと思います。
さらにポイントは、数年おきに持ち回りで問題作成担当が変わっていくことだと思います。
例えば、Aさんは今年から3年間、数学の問題の担当ね、という具合です。
担当1人がすべての数学の問題(文系だと4問、理系だと6問)を作成しているかどうかは不明ですが、ある程度の権限が譲渡されているはずです。
そう考えると、東大の入試問題の傾向も、3〜5年毎くらいに変化します。
ごくまれに難易度がめちゃくちゃ下がる年があります。
こういう場合は、問題作成者が変わった、わかりやすい例です。
私自身、教養学部に入ってみてわかりましたが、同じ「英語」や「数学」を担当している東大の教授でも、学生に求めるレベルや質に差があります。
ある教授は、「重箱の隅をつっつくような細かな知識を知っていることよりも、高校レベルの基礎知識をほぼ完璧に習得していることが大事だ」と考え、
また、別の教授は、「東大生たるもの、人と同じような考え方しかできないような奴はいらない。この難解な問いに対して、どこまで答えに近づけるか、あるいはどのようなアプローチで解決しようとするのか見てみたい」と考える人もいます。
前者だと、いわゆる「標準的な問題」を出題し、必然的に正答率も高くなります。
後者だと、「難問・奇問」と呼ばれるような問題になりがちで、正答率も低くなります。難問・奇問に対しては、受験生の立場からすると「自分が解けそうな問題を優先して解く」という「問題見極め」の受験スキルが必要になってきます。
具体的な勉強法などは、また別の記事で紹介して見ようと思います。
参考になれば嬉しいです。